iDeCoという制度をご存じですか?
投資はちょっと怖いというのであればまずはiDeCoをオススメします。
基本的には60歳までは引き出すことが出来ませんが、万が一破産してしまっても守られる資産であり、もしもの時には死亡時一時金や、障害給付金として受け取ることもできます。
また掛け金は全額税金控除になり、選択肢の中に元本保証の定期預金もあるので、簡単に言えば税金が安くなる預貯金をすることが出来るのです。
でもその際に注意することは、iDeCoで定期預金として預けていても、加入手数料、口座管理料などは発生するので、定期預金と言っても今の超低利息の状況だと預金元本は実質目減りしていくことになります。
初期手数料(初回のみ)
国民年金基金連合会分:2,829円(税込)
口座管理手数料
国民年金基金連合会分:月額105円(税込)※掛金の引落がある方のみ
事務委託先金融機関分:月額66円(税込)
この他に各証券会社、銀行、保険会社等の手数料がかかる場合があります。
ちょっと例を紹介してみます。
35歳開始
月1万積立
定期預金(金利0.01%)
1年目年間120012円-(初回手数料2829+口座管理手数料171)=117012円
2年目以降年間120012円-口座管理手数料171=119841円
定期預金自体は目減りしていきますが、掛け金は全額所得控除になるので所得税や住民税が安くなります。
したがって可処分所得で見ると損はしていないことはわかると思います。
ちなみにあなたの場合、どれくらいの節税になるかはこちらでチェックできます。
さらに少しのリスクを許容できるのならば、iDeCoで用意されている投資信託は政府のお墨付きがある優良な投資信託ですので、少ないリスクで元本を増やせる可能性もあります。
それから来年2024年から始まる新しいNISA制度
こちらはものすごい変更です。
運用益が非課税になる期間が無制限。
運用枠も年間最大360万。
総額1800万まで非課税で運用できるのです。
今まで積立NISAで年間40万、20年間非課税で総額800万まで非課税だったのが期間も枠も大幅に拡大して長期投資の夢が大きくなりました。
投資という言葉にアレルギーがある方も少なくはありません。
しかし今は銀行に預けていても全く利息もつかないし、所得もなかなか上がらない状態であります。
投資アレルギーになっていないで、少しでも興味を持って学んでみることも重要だと思います。
投資は長期、積立、分散だ重要と言われますが、まずは小額からでも自分で始める事が一番学びになります。
その際に重要なことは、その根拠が理解できていない情報に基づいた判断はしないという事が非常に重要だと思います。
インデックスファンドに入れておけば大丈夫!みたいなことは良く言われていますが、インデックスファンドが何なのか?
ちょっと調べればすぐに確認できると思いますので、楽な情報を鵜呑みにせずに自分で理解できた情報に基づいて投資をする事が重要です。
投資に関わる手数料なども長期にわたって投資するならば大きい問題になってきます。
最近の若い方はこの辺の話はだいぶ勉強しているように感じています。
私のようにもうじき年金のお世話になる世代は投資にアレルギーが多いような印象もあります。
しかし昨今のインフレを考えると元本保証は必ずしも価値が保障されるわけでは無いということにも気がつかなければいけないとも思っています。
今からでも決して遅くはありません。
一緒にお金の勉強を始めましょう!
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